湯場忠志 VS 牛若丸あきべぇ
1R90秒で決着。
修羅場をくぐってきた者と記録のために倒され屋のかませ犬と戦ってきた者との差がこの90秒の中に凝縮されていた。
最初にダウンを奪ったのはあきべぇ選手。
しかし湯場選手は過去に日本タイトルマッチの防衛戦で初回にダウン3度奪われKO負けを喫しタイトルを手放したという苦い経験がある。
この時の経験があったからこそ今回も開始早々にダウンを奪われても冷静に戦えたのであろう。
右フックでダウンを奪われた湯場選手だったが今度は逆に左フックであきべぇ選手からダウンを奪う。
あきべぇ選手はその後も湯場選手のパンチを浴びダウンを奪われ目も虚ろで立ち上がることも出来ずコーナーからタオル投入で試合は終わった。
亀田家に一時入門していたあきべぇ選手だったが亀田兄弟とは違い新人王を獲得しその後も日本ランカーと戦いキャリアを着実に築き上げていたのだが亀田家に入りKO記録を作る為なのかは知らないが易い相手と戦い続け折角持っていたいいものを鈍らせてしまった。
インドネシアの選手と戦わず自分と同レベルかそれ以上の選手と戦って切磋琢磨していれば湯場選手との試合はまた違った展開になったかもしれない。
あきべぇ選手は亀田家に入り知名度と連続KO記録を手に入れたが失ったものの方が大きかったと思う。
今まであきべぇ選手について批判的意見を書いてきたが実はあきべぇ選手は嫌いなタイプのボクサーではない。
それどころか好きなタイプのボクサーである。
言葉は荒いが亀田兄弟とは違いしっかりとした受け答えやボクシングへの考え方には共感できていた。
しかし易い相手と戦い日本記録を塗り替えようとした所やその易い相手に勝ったぐらいで軽々しく層の厚いウェルター級の世界チャンピオンになると言った事に腹立たしさを覚えていた。
このままインドネシアの選手と戦い日本記録を安易に塗り替えるものと思っていたのだが亀田家を離れ元の路線に軌道修正してきた。
あきべぇ選手のボクシングに対する考え方を聞いているとやはり作られた記録というのには耐えられないものがあったのであろう。
だからタイ記録ではバキロフ選手、新記録では日本最強の湯場選手と戦うことにしたのであろう。
ただ安易な相手と戦い作られた記録という事実は消えないんだけどね。
あきべぇ選手は亀田家に入って失ったものも大きかったが今回の敗戦で得たものも多かっただろう。
この敗戦をどう受け止めるか。
再起に期待したい。
そして今回の試合に勝った湯場選手。
好感の持てる選手だし宮崎でがんばっている選手ということで5階級制覇を目指しがんばってほしい。
今回のウェルター級は世界を見るととても層が厚く数日後にはメイウェザー選手とハットン選手が戦うビッグマッチが控えています。
こういうスーパースター選手と互角に拳を交えることが出来る日本人選手が早く出てくるといいですね。
試合の予想はハットン選手が勝つかな。
ボクサーとファイターとの戦いではファイターがボクサーを捕まえることが出来ず強打が空回りして判定負けするパターンが多いように思います。
メイウェザー選手はパンチのスピードは速いですが結構ロープやコーナーに詰め寄られることが多いのでハットン選手の強打を浴びそうな気がします。
そして亀田家の言葉も出てきたのでついでに書いときます。
自分はアンチ亀田家で大毅クンが無様に負けたときは溜飲を下げる思いだったしこのままライセンス剥奪だといきり立った。
しかし一連のマスコミの報道を見て辟易した。
謝罪は対戦相手の内藤選手、ボクシング関係者、ボクシングファンやあの試合を見た人に向けてすればいいだけで別に全国民に向けてする必要はなかろうと。
謝罪しろと言っている人の中にどれだけボクシングを見ている人がいるのかただ単に頭を下げる所が見たいだけじゃないんかと。
最近の何かあると関係ない人までが謝罪しろの大合唱になるのはどうかと思いますね。
自分は何も言葉を並べて謝る事だけが謝罪ではないと思っています。
どんな謝罪の言葉を並べも涙を流して親父は日本一の父親ですと言っても心の中で舌を出していたのでは本当の謝罪にはなりません。
大毅クンが謝罪会見を開きましたがまた元の大毅クンに戻っていたようですね。
大毅クンのうなだれた謝罪会見と兄興毅選手の涙の謝罪会見で失った亀田ブランドの価値をこれ以上下げたくないためでしょうか。
ただ時は既に遅く化けの皮は剥がれてしまったわけで。
もう自分は亀田節は聞きたくないのでその会見のニュースは見ませんでした。
はっきり言ってどうでもいい。
言葉での謝罪なんかいらない。
大毅クンは精神的にかなり落ち込んでいるように見えましたからそこから立ち直ることが出来たのならば人間的に大きくなれると思ったんですけどね。
あれは芝居だったんですかね。
まぁ芝居でもそうでなくてもどうでもいいんですけどね。
とりあえず大毅クンは再起戦で日本人選手と戦い日本タイトル、日本タイトルを取ったならば次は東洋と手順を踏んだ時に初めて今までの舐めたマッチメイクと世界戦での暴挙を反省したと俺は受け止める。
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